UIオートメーションなど、アクセシビリティAPIとBlue Prismの関係
Blue Prismには、いろいろなスパイモード(システムの操作を識別させる方法)があります。
代表的なものは、以下の6種類だと思います(識別させる方法は、他にもあります。SAPやメインフレーム、Excel、Wordなど…)。
Regionモードを除くと、どれも対象システムの構造を読み取ってくれるので、とても簡単に識別ができて、メンテもしやすく、とても便利です。
座標指定/画像識別方式はアナログ風な印象ですが、構造読取方式はデジタル風な印象ですね。
UI Automationって何?
Blue Prismが対象システムの構造を読み取る上で、アクセシビリティAPIを利用している…という話は、以前も触れました。
上記のスパイモードの名前として登場しているアクティブ・アクセシビリティ、UIオートメーション、Win32のいずれも、アクセシビリティAPIの種類です。
これについては、以下の記事が大変、参考になりました。
UI Automation のススメ – JAPAN Platform SDK(Windows SDK) Support Team Blog
Javaモードについても、Java Access Bridgeを構成する必要があるので、アクセシビリティAPIを使っているとみて、間違いないと思います。
UI Automation NavigatorとInspect Objects (x64)の比較
上の記事で紹介されている Inspect Objects (x64) と、UI Automation Navigator を比較してみると…まずはBlue PrismのUI Automation Navigator;
つづいて、Inspect Object (x64);
大まかには同じですが、、細部は少し、異なるようですね。
ただ、UIオートメーション・モードが、WindowsのUI Automationの仕組みを使っていることは間違いなさそうです。
まとめ
Blue Prismがシステムの操作を識別する方法の一つとして、WindowsやJavaのアクセシビリティAPIを利用しているようです。
サーバサイドでWebシステムを使っているときは、こんなこと、気にしたこともなかったけど…勉強になるなぁ。