Enterprise Blue Ocean ◮

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UIオートメーションなど、アクセシビリティAPIとBlue Prismの関係

Blue Prismには、いろいろなスパイモード(システムの操作を識別させる方法)があります。
代表的なものは、以下の6種類だと思います(識別させる方法は、他にもあります。SAPやメインフレームExcel、Wordなど…)。

  • アクティブ・アクセシビリティ・モード
  • HTMLモード
  • Javaモード
  • UIオートメーション・モード
  • Win32モード
  • Regionモード

Regionモードを除くと、どれも対象システムの構造を読み取ってくれるので、とても簡単に識別ができて、メンテもしやすく、とても便利です。
座標指定/画像識別方式はアナログ風な印象ですが、構造読取方式はデジタル風な印象ですね。

 

UI Automationって何?

Blue Prismが対象システムの構造を読み取る上で、アクセシビリティAPIを利用している…という話は、以前も触れました。

アクセシビリティとは何か?

上記のスパイモードの名前として登場しているアクティブ・アクセシビリティ、UIオートメーション、Win32のいずれも、アクセシビリティAPIの種類です。
これについては、以下の記事が大変、参考になりました。

UI Automation のススメ – JAPAN Platform SDK(Windows SDK) Support Team Blog

Javaモードについても、Java Access Bridgeを構成する必要があるので、アクセシビリティAPIを使っているとみて、間違いないと思います。

 

UI Automation NavigatorとInspect Objects (x64)の比較

上の記事で紹介されている Inspect Objects (x64) と、UI Automation Navigator を比較してみると…まずはBlue PrismのUI Automation Navigator;

f:id:EnterpriseBlueOcean:20180710175837p:plain

つづいて、Inspect Object (x64);

f:id:EnterpriseBlueOcean:20180710175910p:plain

 

大まかには同じですが、、細部は少し、異なるようですね。
ただ、UIオートメーション・モードが、WindowsのUI Automationの仕組みを使っていることは間違いなさそうです。

 

まとめ

Blue Prismがシステムの操作を識別する方法の一つとして、WindowsJavaアクセシビリティAPIを利用しているようです。
サーバサイドでWebシステムを使っているときは、こんなこと、気にしたこともなかったけど…勉強になるなぁ。