Blue Prismと実行結果の見える化①(ログの見方)
Blue Prismで自動化した後で、どんな処理をどれだけやったのか…を確認/分析する方法について、第1回。
全4回の予定です。
本当に4回もできるかな。。自分でハードルを上げていくスタイル
プロセスの実行ログを確認する(全体)
プロセスの実行結果は、コントロール・ルームに集約されます。
実行結果を検索したり、検索条件を保存することが可能です。
コントロール・ルームでプロセスを実行した後、それぞれのプロセスの実行履歴(ログ。監査証跡)は、右クリック→View Logで確認できます。
プロセスのステージ(各ステップ)がいつ(何時何分)実行され、どんな結果に終わったか…が確認できます。
元のプロセスと比較すると、対応関係がよくわかります。ちゃんと順番に実行されてますね。
なお、エラーで失敗させると、以下のようなログになります。意図的にファイルを消した場合は、ちゃんとFile Not Foundって出てます。
プロセスの実行ログを確認する(入出力データ)
プロセスの実行履歴にあるViewをクリックすると、入出力データまで確認できます。
実際にIE経由で読み取った表は以下です。ちゃんと対応していますね。
5列目(Column5。出来高の列)の2行目(Row:2。順位が1の行)が9,789,232になっています。
ここまで詳細に取得できると、内部統制、監査といった観点でも機能します。
また、監査の話は置いておいたとしても、後で何をやったっけ?…というシーンは、重要業務であるほど頻出します。非常に重要な機能です。
プロセスの実行ログを確認する(デバッグ)
あれ、コントロール・ルームには、デバッグ実行したものが含まれなくない?
…大丈夫です、デバッグ実行もログはとられます。システム→監査→プロセスログで確認できます。
その他のログを確認する
システム→監査のメニューを見ることで、オブジェクトの実行履歴や、Blue Prismへの操作履歴も確認できます。
オブジェクトの実行履歴は、より詳細な監査証跡として使えますし、操作履歴はシステム監査などで活躍すると思います。
まとめ
- Blue Prismの実行履歴(ログ。監査証跡)は、入出力データに至るまで詳細に記録することができます。
- デバッグ実行の実行履歴も、ちゃんと残ります。
- プロセスの実行履歴以外にも、オブジェクトの実行履歴やBlue Prismの操作履歴も確認することが可能です。
次回はプロセスMIかな…