Blue Prism 6.3のリリース
リリースされたようですね。
PDFもありました。
https://www.blueprism.com/wp-content/uploads/2018/08/BluePrism-v6-3_Data-Sheet.pdf
新機能ハイライト①: マルチチーム環境
権限管理機能が強化されました。
いままでのBlue Prismの権限管理は、開発者、管理者、…といった役割ごとのもので、プロセスやオブジェクト、リソースごとに権限を分けることができませんでした。
しかし、今回の機能強化で、プロセスやオブジェクト、リソースをグループ化して、編集や実行の権限を分けることができるようになりました。
例えば、
- 本社の人事部だけが編集/実行できるプロセス
- 本社の経理・財務部だけが編集/実行できるプロセス
- 本社であればすべての部門が編集/実行できるプロセス
- 子会社Aの人事部だけが編集/実行できるプロセス
- 子会社Bの人事部だけが編集/実行できるプロセス
…といった形で、ひとつの環境の中で、かなり細かく住み分けができるようになります。
個人的には、こういうところがBlue Prisの良いところだと思っています。
ちょっとわかりにくくて、地味だけど、企業が業務として使うには極めて重要な機能を追加してくれてます。エンタープライズRPAって、こうじゃないとね。
新機能ハイライト②: Chromeのサポート
これはマルチブラウザ対応ですね。Internet Exploreだけでなく、Google Chromeもネイティブ・サポートしたようです。
Chromeに最適化された業務アプリケーションも増えていますから、うれしい機能追加だと思います。
技術的にはUIオートメーションを活用しているようです。UIオートメーションについては、以下を参照してください。
新機能ハイライト③: Microsoft Outlook VBO
ExcelやWordのように、OutlookもVBO経由で操作が可能になったようです。
これまでもBlue PrismはMAPIExというアプローチで電子メールを自動化できましたが、Outlookに対応することで、より直感的で簡単に自動化が行えるようになったと思います。
その他の変更
他にもLogin Agent周りなど、改善が行われているようです。
詳細はポータルに記載されてます。
Current Release | Blue Prism Portal
まとめ
Blue Prism 6.3がリリースされました。
見方によっては地味だけど、極めて重要で役に立つ新機能が追加されてます。