Blue PrismでExcelを操作する<詳細版①> 準備運動(必要な情報を抑える)
Blue Prism に関する記事を30件以上書いてみて、アクセス解析をした結果、
Excelがダントツの一番人気という衝撃の結果?から一ヶ月がたちました。
なぜ、Process Explorerの話が一番じゃないんだ。。
30本の中では最も変態的な記事で、個人的にはかなり、気に入っているんだけどなぁ。。
そういうわけで、もう仕方ないので、Excelの自動化を丁寧に解説していきます。
全3回くらいにまとめたい(あくまで予定)です。
Excel Automation Guide と MS Excel VBO
Blue Prism でExcelを自動化する場合、最初に確認すべき、極めて重要な情報が以下となります。
- Excel Automation Guide: Blue PrismによるExcelの自動化についてまとめられた技術文書
- MS Excel VBO: Blue PrismでExcelを自動化する際の共通部品(VBO)
前者はBlue Prismのポータルから入手できます。
Excel Automation Guide (Log in | Blue Prism Portal)
ポータルにアクセスできない場合は、、Blue Prismの人なり、代理店の人なりに見せてもらいましょう。
後者は、Blue Prismのインストールフォルダの中の
...\Blue Prism Limited\Blue Prism Automate\VBO
を探すと見つかります(BPA Object - MS Excel.xml)。
Blue Prismの画面の左上にあるファイルからインポートを選択して取り込みましょう。
(Blue Prismの画面で、Ctrl+Iでもインポートの画面が開きます)
Excel Automation Guide を読めば、だいたいOKじゃね?
Excel Automation Guide を見ると、10数ページの中にExcelの自動化処理の基本が詰まってます。
ブックを開く/閉じるというところから、性能の考慮、マクロの扱い、Citrixなどの仮想デスクトップ時の対応などなど…
やー、これで完璧ですね。
全3回の予定でしたが、これで終了しましょう。
神谷町RPAブログ 完!
…
……
………とは、ならないんだよなぁ。
- Blue PrismでのExcel自動化は、そのほとんどが MS Excel VBO に終始する。しかし、Excel Automation Guide には、ほんのさわりしか記述されていないため、これだけではExcel自動化をスタートできない
- MS Excel VBOは、アクションの数が68個もあり、すべてを理解するのはとても大変である。しかし、実際に利用頻度が高いアクションは限られている。要は、利用頻度の多いアクションをしっかり押さえるための情報が必要
- そもそもこれ、英語じゃん…俺、英語わかんねえよ…
どんなアクションの利用頻度が多いのか
別に統計を取っているわけではないので、正確なところはわかりませんが、以前の記事でもふれたように、例えば以下だと思います。
- Excel前処理(インスタンス作成): Create Instance
- Excel前処理(表示): Show
- Excel前処理(ブックを開く): Open Workbook
- Excel編集(表の書き込み): Write Collection
- Excel後処理(保存): Save Workbook
- Excel後処理(終了): Exit
次回以降で、以下のアクションの概要について、Input/Outputを含めて整理していきたいと思います。
(Excel編集は、もう少し深堀りしてもよいかも)
まとめ
Excelの自動化って、ExcelマクロとRPAの境界線上にありますよね。
まぁ、Excelマクロだと最初は記録機能で何となく作り始められるけど、後のメンテナンスで地獄を見るわけですから、Excelの自動化でもRPAを使う意味はありますね。
…RPAでもレコーディングしてたら、結局はマクロと同じ道をたどりそうですが。