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Blue Prismベストプラクティス<構築編⑤> プロセステンプレート

「ジャナイホー」による「ベストプラクティス」シリーズ、今回は、構築編⑤ プロセステンプレート です。

 

 --- 2019/05/23 追記 ---

やぁ!「ジャナイホー」じゃない、生まれたままの

神谷町RPAブログだよ。

お は こ ん ば ん ち わ ☆

 

プロセス・テンプレート・・・は、

以下のリンクからダウンロード可能だよ☆

portal.blueprism.com

ここだ!

BPA Process - プロセス テンプレート1 - Basic (Japanese) 23/02/2018 プロセステンプレート1は、すべてのアイテムを処理する前に、作業ソースからBlue Prism作業キューに作業をロードするプロセスの基本テンプレートです。詳細については、下記の取扱説明書をお読みください。 BPA Process - プロセス テンプレート1 - Basic (Japanese).xml
プロセス テンプレート1 - 手順書 (Japanese) 23/02/2018

プロセス テンプレート1 - 手順書

プロセス テンプレート1 - 手順書 (Japanese).pdf

じゃーねー☆

ば い び ー !

 ---

 

テンプレートとは

Blue Prismは、ベストプラクティスを組み込んだ標準テンプレートを利用してロボット開発を始めることができます。(標準テンプレートは、Blue Prismのポータルサイトで公開されており、ダウンロードが可能です。日本語版もあります!

というよりも、ベストプラクティスの第一歩は、このプロセステンプレートを使って開発をすること、です。

なぜならば、これまでの記事で書いてきたこと、この後で書いてある記事の内容がすべて組み込まれているからです。

Blue Prismの標準テンプレートは、

  「開発時間を節約する

  「ベストプラクティスを守る

ということを目的としています。

 

「Blue Prismのテンプレートは分かり難くて利用しにくい」

「難しそうだし、自分でイチから作った方が早い」

...という声をちらほらお聞きします。

そんな誤解を解くべく、ここでは、テンプレートの記載内容を少し簡単にご説明します。

「意外と大して難しいことが実装されているわけではないな」

...と思って頂けるはずです。

 

あ、再度言います。今では日本語版もあります!

 

ハイ、ドン!

テンプレートです。(ほら、日本語でしょ?)

f:id:EnterpriseBlueOcean:20181106212345p:plain

 

テンプレートに組み込まれていることとは

テンプレートには、、、

  1. 初期処理、終了処理、メイン処理、Work Queueの操作、ループ処理といった、自動化の基本処理ステップが予め実装されている。
  2. 適切なエラーハンドリングの仕組みが実装されている。
  3. プロセスをコントロールルーム上の指示で途中で適切に停止させる仕組みが実装されている。
  4. サブページを有効に使い、全体俯瞰とメンテナンス効率性を両立させている。
  5. 対象アプリケーション起動時の再試行の仕組みなどが実装されている。
  6. 入力情報を重複作業させないような排他制御の仕組みや、認証情報をBlue Prismデータベース上の暗号化されたセキュアな場所から抽出する仕組み、などが利用できる。

、、、です。

 

初期処理部分

f:id:EnterpriseBlueOcean:20181106212446p:plain

終了処理部分

f:id:EnterpriseBlueOcean:20181106212519p:plain

メイン処理

f:id:EnterpriseBlueOcean:20181106212639p:plain

Work Queueの操作

f:id:EnterpriseBlueOcean:20181106212725p:plain

ループ処理

f:id:EnterpriseBlueOcean:20181106212757p:plain

適切なエラーハンドリング

f:id:EnterpriseBlueOcean:20181106212822p:plain

コントロールルームからの指示で停止させる仕組み

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サブページの利用

f:id:EnterpriseBlueOcean:20181106212913p:plain

対象アプリケーション起動時の再試行

f:id:EnterpriseBlueOcean:20181106212934p:plain

排他制御の仕組み

f:id:EnterpriseBlueOcean:20181106212959p:plain

暗号化されたセキュアな場所から抽出する仕組み

f:id:EnterpriseBlueOcean:20181106213020p:plain

 

テンプレートをインポートしたら、そのテンプレートを開いて、ファイルメニューから「名前を付けて保存」を実行するだけで、テンプレートを利用した開発が行えます。

点線枠のコメントステージを自分の処理に変更してやれば、流れはそのままに開発できるようになっています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

テンプレートも、内容さえ分かれば、意外と簡単だな、と感じて頂けたかと思います。

みんなが同じテンプレートを使って開発すれば、他の人が書いたプロセスが何をやっているのか、一目瞭然で、メンテナンスも楽になるはずです。成果物の標準化が達成できるわけですね。

何より、ベストプラクティスがそのまま適用されます。

堅牢なロボットが、「いっちょう上がり」です。

 

もちろん、Blue Prismが提供する標準テンプレートを使わなくてはならない、というわけではありません。

カスタマイズしたり、自分独自のテンプレートを開発・運用したりして頂いて一向に構いません。むしろ、是非そうして下さい。

ここで一言、声を大にして言っておきたいのは、RPA導入で効果を出している方は、必ず標準(もしくはその会社組織独自の共通)テンプレートを使って開発する、というルールで運用されています。

反対に、せっかくBlue Prism導入したのにトラブルが多いんだけど、、、と相談に来る方は、必ずと言っていいほど、テンプレートを使っていません。

たかが、テンプレート。されど、テンプレート。

 

シリーズ 「Blue Prismロボット構築のベストプラクティス」、次回は、
いよいよ、設計編に入ります。

設計編① プロセスとオブジェクトの役割分担 について、解説していきます。