Blue Prism の Excel VBO のアクションをラップし使い易くする
こんにちは、かなり久しぶりですが「レッドブーツ88」です。
今回は Blue Prism に付属する Excel VBO が提供するアクションをラップして使い易くしたカスタム Excel VBO を用意してみたと言う話です。
実はあるお客様から Excel VBO を用いて Excel ファイルをオープン/クローズしたり、任意の操作を実施するオブジェクトを用意し、プロセスはそのオブジェクトを呼び出すだけで簡単に Excel ファイルを操作したいとご相談をいただいたため、私の方でサンプルを用意しました。
カスタム Excel VBO の定義内容
定義したアクションは3つだけです。
- オープン
- セル移動
-
クローズ
オープン
ファイル名をパラメータとして受付け、インスタンス生成、表示、ワークブックのオープンまで実施し、生成されたハンドルをプロセスへ戻します。
セル移動
ハンドルとセル名をパラメータとして受付け、当該 Excel ファイルのセルを移動します。
クローズ
ハンドルをパラメータとして受付け、インスタンスをクローズします。
カスタム Excel VBO を呼び出してみる
カスタム Excel VBO で定義した3つのアクションを順番に呼び出すだけで、アッと言う間に Excel ファイルを操作するプロセスが実現できます!
ファイル名をパラメータとして指定したり、戻り値として戻されたハンドルを再びパラメータとして指定するだけで良いので、これなら業務部門の方でもプロセスが定義出来そうですね。
注意する点として、プロセス側で Excel 処理を定義するのではなく、Excel ファイルをオープンしたカスタム Excel VBO 内で全ての Excel 処理を定義する必要があるようです。(内部的な Excel インスタンスのスコープとかが影響しているような気がします)
まとめ
- Blue Prism が標準で提供している Excel VBO のアクションをラップすると使い易さが劇的にアップします
- サンプル定義をユーザーコミュニティ上で共有しました
未だユーザーコミュニティへユーザー登録されていない方は こちら から是非登録してみてください。
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