Blue Prism World London 2019 に参加してきました④ DAY2&まとめ
出張すると、仕事がたまりません?
早起きして溜まった仕事を片付け中...いや、でもこれはちょっと量的に、、片付きそうもないな... pic.twitter.com/734cNXio7d
— Enterprise Blue Ocean (@EnterpriseOcean) April 4, 2019
これまでの記事はこちら↓
Blue Prism と AI の組合せ
DAY2は Connect / Create / Discover の3つのトラックに分かれて
セッションがありました。
Discover > Create > Create ・・・にする予定。#blueprismworld #bpwl2019_jp https://t.co/3U5mwMr7YX
— Enterprise Blue Ocean (@EnterpriseOcean) April 4, 2019
・・・どの会場も、蒼い!
Discover トラック会場。
— Enterprise Blue Ocean (@EnterpriseOcean) April 4, 2019
昨日に引き続き、蒼い...#BluePrismWorld #bpwl2019_jp pic.twitter.com/zInZoEZWwO
ただ、内容はパネルディスカッションが多く、
あまり正確には追えませんでした。。
面目ない。。
そういうわけなので、ここではセッションでも
散発的に登場していた Blue Prism と AI の組合せ
についてまとめていくことにします。
Blue Prism での自動化操作そのものを AI がサポート(AI研究所のデモ)
これは Discover トラックの最初のセッションで
デモがありました。
Blue Prism の面倒な設定操作を、AI を使って自動的に
実施させる・・・というアイデアですね。
デモでは、Surface Automation で項目定義をするところ
(確かに面倒くさい。。)を自動化していました。
Discoverトラックで、Blue Prism の設定作業(スパイモードを使ったidentifyとか)を機械学習で自動化するデモをやってる。
— Enterprise Blue Ocean (@EnterpriseOcean) April 4, 2019
これは便利かも!・・・しかしマジか。。#blueprismworld #bpwl2019_jp
Blue Prism で自動化する対象業務の分析を AI がサポート(Process Discovery)
Blue Prism で自動化する対象業務を選定する際に、
費用(手数、難度など)と効果(工数削減など)を分析
する Process Discovery ツールですが、
その分析をこれまでのデータや、今後のデータを使って
再帰的に学習させます。
Blue Prism は、1月に最初に発売されたProcess Discovery Toolも強化し続けています。誰もが利用できる、このRPAコミュニティとコラボレーションツールは、すでに60カ国近くの400近くの別々の組織からの支援を受けています。現在までに、760を超えるプロセスがProcess Discovery Toolを使用して評価され、新しいプロセスが毎日見直されています。
「全体として、このツールは非常に便利で直感的なものでした。適切な質問をしたり、プロセス分析を容易にしたりするのに役立ちました。また、Cレベルの幹部を含む上級管理職へのコミュニケーションの形成にも役立ちました。このツールは今後拡大する予定です」
※ ニュース記事のGoogle翻訳です。
しかし、具体的な学習のロジックって何なんだろう・・・
普通に重回帰分析、だったりするのだろうか??
Blue Prism と画像・文字認識系 AI を組み合わせる(Decipher)
CTO兼共同設立者のデイブ・モスの発表もありましたが、
一番、利用頻度が多い活用方法のようです。
上げ忘れた。。
— Enterprise Blue Ocean (@EnterpriseOcean) April 6, 2019
CTO兼共同設立者のデイブ・モスの講演から。
Blue Prism DXでダウンロードされた部品の24%は画像処理系。#BluePrismWorld #bpwl2019_jp pic.twitter.com/tLFp04ULM9
Decipher もそうですが、ABBYY などパートナ製品との
組み合わせも活用可能です。
KPMG が Toyota Financial Services で Blue Prism + ABBYY で自動化した事例を話している。。#blueprismworld #bpwl2019_jp
— Enterprise Blue Ocean (@EnterpriseOcean) April 4, 2019
日本でも、RPA+OCRのユースケースは盛んに議論されて
います。どこまで Decipher が食い込めるのか、期待が集まります。
Blue Prism とテキスト処理系 AI を組み合わせる(S&P Global 事例講演)
これは S&P Global の事例講演で触れられていました。
元々の母体は出版社で、金融系に特化したサービスを提供しています。
この事例では、Blue Prism と Natural Language Generation(自然言語生成)、
Appian を組み合わせることで、15万件以上のニュース記事を
自動生成した、という事例になっています。
プロセス全体を自動化して、150,000以上のニュース記事を自動で配信。それもゼロ・コードで。Blue Prism + Appian + Natural Language Generation 、すごいじゃん。#blueprismworld #bpwl2019_jp pic.twitter.com/X4DrVvJcfY
— Enterprise Blue Ocean (@EnterpriseOcean) April 4, 2019
Blue Prism でデータを集めてきて、
そのデータから記事の文章を NLG で自動生成して
いるわけですね。
Appian は全体のワークフローを制御しているようです。
Appian と Blue Prism の統合について。
— Enterprise Blue Ocean (@EnterpriseOcean) April 4, 2019
・・・なんかプレスリリースの文章を自動で書く、みたいな話になっている。
National Language Generation.#blueprismworld #bpwl2019_jp pic.twitter.com/qprmeqM1dv
・・・ん??
・・・俺が書いてるこのレポートも、AIで自動化できるってことか??
Blue Prism と判断処理系 AI を組み合わせる(Expert System, Identiti)
これは先日も紹介した Expert System などと組み合わせて、
人間の判断を AI に代替させるユースケースですね。
Blue Prism World のパートナ展示⑰ EXPERT SYSTEM
— Enterprise Blue Ocean (@EnterpriseOcean) April 3, 2019
特にテキスト分析に優れており、文脈を解釈してテキストを正しく会社するCogitoという製品を持っています。
Blue Prism からシームレスに呼出し、連携が可能です。https://t.co/6Z4bSSMTBs#blueprismworld #bpwl2019_jp pic.twitter.com/nszd0UXHpn
金融業界では AML(アンチ・マネー・ロンダリング)などで
活用例があるようです。
ちょっと面白かったRPA SUPERVISOR
AI の話とは、ちょっと違いますが、パートナの
RPA SUPERVISOR の話が面白かったので、紹介します。
面倒な再起動処理なども自動化し、運用の手間を圧縮。
— Enterprise Blue Ocean (@EnterpriseOcean) April 4, 2019
・・・なかなか興味深いぞ RPA SUPERVISOR。
運用の負荷を軽減してくれるツール、地味だけど素晴らしいと思う。#blueprismworld #bpwl2019_jp pic.twitter.com/fWNRoDKtKS
運用の自動化・・・というと、話題としては地味かも
しれませんが、結構、凄いことを言ってます。
Blue Prism のスケジュール、強力だけど定義するのがメンドイ・・・という人のために、先日も紹介したRPA SUPERVISORを使えば、SLAを定義するだけで、自動でよろしくやってくれる・・・らしい。
— Enterprise Blue Ocean (@EnterpriseOcean) April 4, 2019
え、マジで??#blueprismworld #bpwl2019_jp pic.twitter.com/jnBVQdUSW6
詳細を確認しようと思ってのですが、
パンフレットとかペラッペラだったんや・・・
今後、もう少し露出が増えていくことに期待したいです。
改めて最後に、キーメッセージを確認
キーメッセージは、先日の記事でも触れた
Connected / Entrepreneur Enterprise 。
Connected / Entrepreneur Enterprise
— Enterprise Blue Ocean (@EnterpriseOcean) April 3, 2019
…は Blue Prism の標語のひとつで「企業の中の起業家たちを最新テクノロジーに接続させ、鼓舞していく」というような意味合い。
(だいぶ意訳しました)#blueprismworld #bpwl2019_jp pic.twitter.com/2BMSTlc90O
それと、
- Automate Together
- Automate Better
- Automate More
ですね。
Automate Better , Automate More, Automate Together ...も何度か聞かれました。これもBlue Prism のビジョンの一表現なんですね。#BluePrismWorld #bpwl2019_jp https://t.co/pU3TOmEL4c
— Enterprise Blue Ocean (@EnterpriseOcean) April 4, 2019
こっちはちょっと抽象的ですが、
- いろんなシステムをいろんな人と自動化するエコシステム
- ちゃんと信頼できてスケール可能なプラットフォームで自動化
- 企業内起業家たちを新しいアイデアを自動化
みたいな意味だと・・・思います。
たしかそんなことを話していたはず!
振り返り
はい、というわけで当ブログでも4回にわたって特集
してきましたが、以上が Blue Prism World 2019 London
のレポートとなります。
以下、良かったポイント/改善してほしいポイントです。
良かったポイント
会場が蒼かった
内容には関係ないですが、視覚的にインパクトがありました。
会場の設営も大がかりだったようです。
From the first booth setup to the opening keynote, it’s been a busy couple of days kicking off #BluePrismWorld London. So, what does it take to make one of the largest #RPA events of the year an amazing experience? Lots of dedication & preparation. Here's a behind the scenes look pic.twitter.com/CHuQOjlhyG
— Blue Prism (@blue_prism) April 3, 2019
事例講演も豊富で、考えさせられることも多かった
大規模事例、AI を使った先進事例、様々な事例講演があり、
日本で同じことができているか、できてないとすると、
何が課題なのか・・・といった塩梅で、気づきを
与える内容になっていたと思います。
製品アップデート
目玉となる Decipher の発表、
新しい Blue Prism DX 周りでは、Web経由で Blue Prism が買えるとか、
Cloud-Trial Edition とか、夢のある話がありました。
また、データゲートウェイは、地味に用途が広がる機能だと
感じました。
改善してほしいポイント
これは以下にも書きましたし、
フィードバックもしましたが、パネルディスカッションが多すぎた
印象です。もっとデモをしてほしい。
基本的には素晴らしいイベントだったし、様々な学びもあったと思います。
— Enterprise Blue Ocean (@EnterpriseOcean) April 4, 2019
ただ、個人の意見ですが、、、パネルディスカッションよりデモを増やしてほしい!と思った次第です。
※ 個人の意見ですが、ちゃんと伝えたいと思います#blueprismworld #bpwl2019_jp pic.twitter.com/oJX0XM24rV
たとえば Decipher のデモも大々的にしてほしいし、
新しい Blue Prism DX の操作イメージも見てみたかったです。
この辺りは、5月に米国で開かれる Blue Prism World 2019 Orlando
に期待したいと思います。
たぶん、私はオーランドには行けないと思いますが、、
現地に行かれる方は、ぜひ、レポートをお願いします!
まとめ
- いろいろあったけど、すべて貴重な体験でした!
- 帰りの飛行機で、自分にこれから何ができるのか、いろいろと考えてしまいました。。
- 学んだことを糧にして、日本で役立てるように頑張っていこうと思います。
あ、でも、
日本が一番、落ち着くよね。正直。