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Blue Prism World London 2019 に参加してきました④ DAY2&まとめ

出張すると、仕事がたまりません?

これまでの記事はこちら↓

www.ebocean.work

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Blue Prism と AI の組合せ

DAY2は Connect / Create / Discover の3つのトラックに分かれて

セッションがありました。

  ・・・どの会場も、蒼い!

ただ、内容はパネルディスカッションが多く

あまり正確には追えませんでした。。

面目ない。。

 

そういうわけなので、ここではセッションでも

散発的に登場していた Blue Prism と AI の組合せ

についてまとめていくことにします。

 

Blue Prism での自動化操作そのものを AI がサポート(AI研究所のデモ)

これは Discover トラックの最初のセッションで

デモがありました。

Blue Prism の面倒な設定操作を、AI を使って自動的に

実施させる・・・というアイデアですね。

デモでは、Surface Automation で項目定義をするところ

(確かに面倒くさい。。)を自動化していました。

 

Blue Prism で自動化する対象業務の分析を AI がサポート(Process Discovery)

Blue Prism で自動化する対象業務を選定する際に、

費用(手数、難度など)と効果(工数削減など)を分析

する Process Discovery ツールですが、

その分析をこれまでのデータや、今後のデータを使って

再帰的に学習させます。

Blue Prism は、1月に最初に発売されたProcess Discovery Toolも強化し続けています。誰もが利用できる、このRPAコミュニティとコラボレーションツールは、すでに60カ国近くの400近くの別々の組織からの支援を受けています。現在までに、760を超えるプロセスがProcess Discovery Toolを使用して評価され、新しいプロセスが毎日見直されています。

 

「全体として、このツールは非常に便利で直感的なものでした。適切な質問をしたり、プロセス分析を容易にしたりするのに役立ちました。また、Cレベルの幹部を含む上級管理職へのコミュニケーションの形成にも役立ちました。このツールは今後拡大する予定です」

 ※ ニュース記事のGoogle翻訳です。 

 

しかし、具体的な学習のロジックって何なんだろう・・・

普通に重回帰分析、だったりするのだろうか??

 

Blue Prism と画像・文字認識系 AI を組み合わせる(Decipher)

CTO兼共同設立者のデイブ・モスの発表もありましたが、

一番、利用頻度が多い活用方法のようです。

Decipher もそうですが、ABBYY などパートナ製品との

組み合わせも活用可能です。

日本でも、RPA+OCRのユースケースは盛んに議論されて

います。どこまで Decipher が食い込めるのか、期待が集まります。

 

Blue Prism とテキスト処理系 AI を組み合わせる(S&P Global 事例講演)

これは S&P Global の事例講演で触れられていました。

ja.wikipedia.org

元々の母体は出版社で、金融系に特化したサービスを提供しています。

 

この事例では、Blue Prism と Natural Language Generation(自然言語生成)

Appian を組み合わせることで、15万件以上のニュース記事を

自動生成した、という事例になっています。

Blue Prism でデータを集めてきて、 

そのデータから記事の文章を NLG で自動生成して

いるわけですね。

Appian は全体のワークフローを制御しているようです。

 ・・・ん??

・・・俺が書いてるこのレポートも、AIで自動化できるってことか??

 

Blue Prism と判断処理系 AI を組み合わせる(Expert System, Identiti)

これは先日も紹介した Expert System などと組み合わせて、

人間の判断を AI に代替させるユースケースですね。

金融業界では AML(アンチ・マネー・ロンダリング)などで

活用例があるようです。 

 

ちょっと面白かったRPA SUPERVISOR

AI の話とは、ちょっと違いますが、パートナの

RPA SUPERVISOR の話が面白かったので、紹介します。

運用の自動化・・・というと、話題としては地味かも

しれませんが、結構、凄いことを言ってます

詳細を確認しようと思ってのですが、

パンフレットとかペラッペラだったんや・・・

今後、もう少し露出が増えていくことに期待したいです。

 

改めて最後に、キーメッセージを確認

キーメッセージは、先日の記事でも触れた

Connected / Entrepreneur Enterprise

それと、

  • Automate Together
  • Automate Better
  • Automate More 

ですね。

 

こっちはちょっと抽象的ですが、

  • いろんなシステムをいろんな人と自動化するエコシステム
  • ちゃんと信頼できてスケール可能なプラットフォームで自動化
  • 企業内起業家たちを新しいアイデアを自動化

みたいな意味だと・・・思います。

たしかそんなことを話していたはず!

 

振り返り

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はい、というわけで当ブログでも4回にわたって特集

してきましたが、以上が Blue Prism World 2019 London

のレポートとなります。

以下、良かったポイント/改善してほしいポイントです。 

良かったポイント

会場が蒼かった

内容には関係ないですが、視覚的にインパクトがありました。
会場の設営も大がかりだったようです。

 

事例講演も豊富で、考えさせられることも多かった

大規模事例、AI を使った先進事例、様々な事例講演があり、

日本で同じことができているかできてないとすると

何が課題なのか・・・といった塩梅で、気づきを

与える内容になっていたと思います。

 

製品アップデート

目玉となる Decipher の発表、

新しい Blue Prism DX 周りでは、Web経由で Blue Prism が買えるとか、

Cloud-Trial Edition とか、夢のある話がありました。

また、データゲートウェイは、地味に用途が広がる機能だと

感じました。

www.ebocean.work

 

改善してほしいポイント

これは以下にも書きましたし、

フィードバックもしましたが、パネルディスカッションが多すぎた

印象です。もっとデモをしてほしい

 たとえば Decipher のデモも大々的にしてほしいし、

新しい Blue Prism DX の操作イメージも見てみたかったです。

この辺りは、5月に米国で開かれる Blue Prism World 2019 Orlando

に期待したいと思います。

blueprismworld.com

たぶん、私はオーランドには行けないと思いますが、、

現地に行かれる方は、ぜひ、レポートをお願いします!

 

まとめ

  • いろいろあったけど、すべて貴重な体験でした!
  • 帰りの飛行機で、自分にこれから何ができるのか、いろいろと考えてしまいました。。
  • 学んだことを糧にして、日本で役立てるように頑張っていこうと思います。

あ、でも、

日本が一番、落ち着くよね。正直。