Enterprise Blue Ocean ◮

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Blue Prism で遅延実行フレームワークを構築する(構想編)

久しぶりに料理をした。。

(カット野菜で。。)

 

 

Blue Prism のスケジュール実行でよくあるエラー

よく言われることですが、

 

Blue Prism でスケジュール実行する際に、

前のタスクが終わってないのに

次のタスクを実行しようとする

エラーになるよね

 

という話があります。

 

はい、

そうですね。

当然、そうなります。

 

じゃあ、どうするんだ

 

という話になるんですが、、

その話をする前に、

Dynamic Scheduler という考え方を

学ぶ必要があります。 

 

Dynamic Scheduler is 何?

Dynamic Scheduler というのは、

Blue Prism 公式のドキュメント

+サンプル(英語)です。

portal.blueprism.com

 

Blue Prism のスケジューラー機能を

直接的には使わない(間接的には使う)

実行方式について述べています。

  

この Dynamic Scheduler の文書の

後半には、Queue Based Process Call

の例が載っています。

 

そのまま転載するのもあれなので、

ちょっと単純化して図解すると、

こんな感じです。

f:id:EnterpriseBlueOcean:20200416160743p:plain

これは、まさに

リアルタイム実行フレームワーク

割愛した、以下の処理に該当します。

f:id:EnterpriseBlueOcean:20200416161259p:plain

処理の概要は、 

  1. 実行したいプロセスのリストを読み取る(例えばファイルから、とか)
  2. リストをキューに入れる
  3. スケジュール実行で、定期的にキューの中身を取り出す(デキュー)
  4. リソースが空いていたら、プロセスを実行し、キューの中身を更新する
  5. リソースが空いてなかったら、キューに中身を戻し、後で再デキューする

みたいな感じですね。

 

リアルタイム起動フレームワークが

たくさんのリクエスト公開したオブジェクト

受け付けて、空きリソースでリアルタイムに

実行することを主眼に置いていたのとは異なり、

Dyanmic Scheduler の Queue Based Process Call は、

本格的な遅延実行です。

 

空いてなければ、空くまで待つ

そんな考え方に基づいています。

 

スケジューラーでエラーになるのが嫌ならば、遅延実行すればよい

そういうわけで、

 

Blue Prism のスケジュール実行で、

実行が重なってエラーになる

なんとかせい。

 

というのは、

 

(細かい方式は議論があるものの)

遅延実行したい。

 

ということだと解釈できます。

 

この遅延実行の考え方については、

要件に応じて様々な実行方式が考えられます。

このため、Blue Prism は製品機能というより、

実行サンプルという提供形態をとっている、

そのように理解しています。

 

ただ、Blue Prism 初心者には、

いきなり英語のサンプルを渡されても、、

というところもあると思いますので、

リアルタイム起動フレームワークと同様に、

日本語のサンプルをオープンソースの

フレームワーク化したいと思います。

 

名付けて、

遅延実行フレームワーク

 

次回👇。

www.ebocean.work

 

まとめ

  • Blue Prism で実現する遅延実行フレームワーク、第1回
  • 公式ドキュメントに基づく基本的な考え方や、リアルタイム起動フレームワークとの知違いを説明
  • 次回は、実装に入っていきたいと思います☆

 

在宅勤務になって健康的になる、

そんなふうに考えていた時期が

俺にもありました。