Blue Prism の Win32 モードでスパイした環境でドラッグ&ドロップを実現する
こんにちは、「レッドブーツ88」です。
今まで Blue Prism でドラッグ&ドロップの操作を自動化したい場合は、Surface Automation(画像認識) を用いる必要があると言われていましたが、良く調べてみると Win32 モードでスパイした環境でもドラッグ&ドロップが可能だったため、サンプルを用意してみました。
用意したVBO
ファイルエクスプローラーを起動し、指定したフォルダ上でドラッグする VBO と IE へそのファイルをドロップする VBO の2つを用意しました。
- ドラッグVBO
- ドロップVBO
ドラッグVBO
ファイルエクスプローラーを起動し、指定したフォルダ上でファイルをドラッグした状態でデタッチします。
ここでのポイントはファイルエクスプローラーを起動するとその直後に PID が変更されてしまうのか不明ですが接続していない状態となってしまうため、起動直後にアタッチするようにしています。
Win32 モードでドラッグしたい領域をスパイしています。
アプリ全体をアクティブ状態にした後に、ドラッグ対象領域に対してい [ドラッグ] アクションを実行します。ここでは1回 [ドラッグ] を実行しただけでは上手くドラッグ状態とならなかったため、2回実行しています。(他のやり方があるようでしたらコメントいただけると助かります)
ドロップVBO
IE を起動し、ドラッグ状態となっているファイルを IE へドロップします。
Win32 モードでドロップしたい領域をスパイしています。
アプリ全体をアクティブ状態にした後に、ドロップ対象領域に対してい [ドロップ] アクションを実行します。
プロセスから呼び出してみる
ドラッグ VBO の [ドラッグ] アクション、ドロップ VBO の [ドロップ] アクションの順番で呼びだし、最後にドラッグ VBO の [エクスプローラーの終了] アクションを呼び出すだけで、ファイルを IE へドラッグ&ドロップするプロセスが実現できました。
実行したイメージがをデモする動画も用意しました。
まとめ
- Blue Prism は Win32 モードでスパイした環境でもドラッグ&ドロップを実現できます
- サンプル定義をユーザーコミュニティ上で共有しました
未だユーザーコミュニティへユーザー登録されていない方は こちら から是非登録してみてください。
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