Microsoft が RPA に参入(?)
いま、フロリダ州のオーランドで、Microsoft Ignite というイベントがやってます。
そこからのニュースです。
Microsoft Power Automate
ここで、Microsoft に元々あった Flow というサービス(システムの API を結ぶ簡単なオーケストレーションが可能なサービス。Edition にもよるが、Office 365 にバンドルして提供可能)が "Microsoft Power Automate" という名前に改称され、提供されることが発表されました。
Microsoft Power Automate(旧名 Microsoft Flow)が進化し、RPA機能を搭載して公開プレビューを開始#RPA #UiFlow #PowerAutomate #MicrosoftFlow https://t.co/6Se5B1u9KG pic.twitter.com/OIZIaNF0ZA
— Taiki Yoshida | Microsoft (@TaikiYoshidaJP) November 4, 2019
・・・で、この Microsoft Power Automate、デスクトップ型の RPA っぽい機能が搭載されているようです。
デスクトップ上で記録した内容とステップはすべてクラウド上で保管することができ、270種類以上のコネクターと連動させることも可能です #MSIgnite pic.twitter.com/l5OkMwYZlJ
— Taiki Yoshida | Microsoft (@TaikiYoshidaJP) November 4, 2019
所感
第一印象は、以下のような感じでした。
Microsoft が RPA に参入!・・・って言って良いかどうかはわからないけど、「全社員が当たり前のように使える、ちょっとした自動化ツール」という意味では、方向性は完全に日本型RPAですね。
— Enterprise Blue Ocean ◮ (@EnterpriseOcean) November 4, 2019
Office 365 の一部として配れば、インストーラーを配布する必要もないし。#MSIgnite #RPA
Blue Prism の指向するエンタープライズRPAとは、ちょっとジャンルが違う気がするけど、これはこれで需要があるのかも。価格も高くないだろうし、「絆創膏」的な位置づけなら、こういうので十分なんだろう。#MSIgnite #RPA
— Enterprise Blue Ocean ◮ (@EnterpriseOcean) November 4, 2019
ただ、これを社内で推進しても、生産性向上とか高付加価値業務に転換とか、そういうのは難しい気がする・・・出来る人は出来る、以上!な印象。
— Enterprise Blue Ocean ◮ (@EnterpriseOcean) November 4, 2019
また、推進者や適用者が評価を受けるのも難しいような。。誰でも出来るツールをボランティアで配ってやってる、そういう話になりそう。#MSIgnite #RPA
Blue Prism とは方向性が違う、と思うんですが、
日本では、
- RPA = EUC
- RPA = 誰でも使える身近な自動化ツール
- RPA = 時間のあるときに、ボランティア的に取り組む業務改善
・・・といった印象が浸透しきっているので、その用途では、うってつけかもしれません。クライアントへの配布方法、価格体系、運用管理の面でも、筋が良いように見えます。
後は機能的にどんな感じか、ですね・・・
気になります。
まとめ
いやぁ、この業界、まだまだ本当に何が起きるかわからない。
とってもエキサイティングですね☆