Blue PrismインストールのためのSQL Server超入門
「Blue Prismのインストールって簡単ですか?」
という質問を受けることがあります。
答えは沈黙…インストール先の環境によります。
環境がシンプルだと、新幹線を予約するくらい簡単です。
しかし、場合によっては…IKEAのベッドの分解/組み立てより難しいです。
何が難しいのか?
SQL Serverのインストールだね(断言。あ、あとBlue Prismとの疎通ね)。
なぜなら、Blue Prismそのもののインストール自体は、サクラエディタより簡単なんだよ!
問題はSQL Server…SQL Serverで問題になるのは、私の経験ベースだと以下の二点です。
- インストールユーザが、ログインユーザにならない問題;SQL Severは、Windowsにログインしているユーザーでそのままログインができる便利機能(いわゆる統合Windows認証)があり、これを使うとBlue Prismへの認証が簡単になります。しかし、インストールユーザーが異なると、この便利機能が使えなくなる可能性があります
- いろんな付帯処理が行えなくなる問題;SQL Serverのインストールの過程で、Visual C++ 2017 再頒布可能パッケージを修復したり、SMSS(Microsoft SQL Server Management Studio)をインストールしたい状況が出てきますが、管理者権限が不足してできないケース
Blue Prismインストールのために、ここだけは押さえたいSQL Server超入門①: SQL Serverの認証モードを理解する
SQL Serverは、統合Windows認証、つまりWindows OSにログインしたら、そのままSQL Serverにログインできる便利機能があります。
しかし、前述のように、物理PCに直接、ログインできない(ADで保護されている)ケースもあるので、SQL Serverへのログインも検討すべきです。
SQL Serverの認証モードは、上記にある通り、SMSS(Microsoft SQL Server Management Studio)で変更できます。
Blue Prismインストールのために、ここだけは押さえたいSQL Server超入門②: 十分な管理者権限を付与する
先述しましたが、インストールの過程で、いろいろなことが起きます(起きないこともあります→ラッキー)。
その際に、SMSS(Microsoft SQL Server Management Studio)が必要だったり、Visual C++ 2017 再頒布可能パッケージを修復する必要がありますが、その際には十分な管理者権限が必要です。
ただ…管理者権限が足りなくて、ユーザーをスイッチすると、①の考慮が必要なんだよなぁ…
まとめ
- Blue Prismのインストールには、SQL Serverが必須です。そしてSQL Server周りがトラブりやすい
- SQL Serverのインストールでは、認証モードと、インストール時の管理者権限に関する検討が重要です。
- ここでは書きませんでしたが、SQL Serverの起動状態をチェックする上では、SQL Server構成マネージャが便利です
- これもここでは書きませんでしたが、個人的にはBlue PrismとSQL Serverの疎通におけるN/W上の問題も気になるところです。。
- [追記] 以下のリンクが、すっごい参考になりました。