オブジェクトを使っているプロセスを探す/プロセスが使っているオブジェクトを探す
組み立て製造業で、部品の(正)展開/逆展開ってありましたよね(今もあると思いますけど)。。
例によって、私は部品表やMRPの専門家ではないです。
ちょっと言ってみたかっただけなんだ。。
(要は正引き/逆引きですね)
プロセスとオブジェクトの階層構造
Blue Prismの大きな特長の一つが、プロセスとオブジェクトによる階層構造で自動化を実現できることです。
プロセスとオブジェクトを分離し、オブジェクトを再利用できるメリットは計り知れません。
例を挙げると、以下のようなメリットがあります。
- 作成したりテストする手間(工数)を削減
- 変更箇所を極小化(一部分だけ直せばよい)
- 業務とITの責任分界点の明確化
これらを製品機能として実現している点は、非常に素晴らしいと思います。
このアーキテクチャのおかげで、Blue Prismの導入範囲が拡大しても、きちんと保守・運用可能な仕組みになるわけです。
階層構造は難しい?
ただし、プロセスとオブジェクトの階層構造は、パッと見ると難しく感じる人もいるようです。
「どのプロセスとオブジェクトが、それぞれつながっているのか、わからなくならない?」
と言われることもしばしばです。
そういうときに役立つのが、プロセスから利用しているオブジェクトをリストする機能であり、オブジェクトから利用されているプロセスをリストする機能です。
これらの考え方は、部品の正展開や逆展開(正引き/逆引き)に似ています。
プロセスからオブジェクトを探す
プロセスから探す場合は、スタジオから対象のプロセスを開いて、DependenciesをクリックすればOKです。
どのオブジェクトのどのアクションを、どのページのどのステージで使っているか…が一目瞭然です。
(オブジェクトだけでなく、利用しているデータアイテムやキューも確認できます)
オブジェクトからプロセスを探す
オブジェクトから探す場合は、スタジオを選んだ際にオブジェクトが一覧されているところで、特定のオブジェクトを右クリックして参照を探すです。
Viewを押すと、当該プロセスが表示され、プロセスから探した際の画面が表示されます。
まとめ
- Blue Prismのプロセスとオブジェクトの分離は、非常に有用な機能です
- プロセスとオブジェクトの呼出し関係は、簡単にたどることができます
- プロセスとオブジェクトの双方向の参照は、組み立て製造業の部品の正展開/逆展開に似ています
(素直に正引き/逆引きって言えばいいのに…)