複数の要素が一致してしまうとき ― Match Indexで絞り込む
先日の記事では、UIオートメーションなどスパイ・モードの技術を掘り下げました。
ところで、スパイ・モードを多用していると、うまく識別ができず、複数の要素が一致してしまうことがあります。
こんなとき、どんな解決法があるのでしょうか。
× ボタンをUIオートメーションでスパイ(識別)する
例えば、以下のようなWebページを扱ってみます。
このページの下部には、ダウンロードのダイアログ(?)が出ています。
このダイアログを、右上の✘ボタンで閉じるために、UIオートメーションでスパイ(識別)します。
いい感じに識別できました。
念のため、ハイライトで確認してみましょう。
…オォゥ。。
二か所、つまり下部のダイアログの✘ボタンと、ブラウザそのものの✘ボタンがハイライトされてしまいました。
これでは識別が不十分で、うまく操作できません。
Warningが出ている…どうしたらいいんだ。。
Match Indexを使う
このような状況では、Match Indexを使うことができます。
Blue Prismは、内部的に識別した対象に Index(添え字。枝番みたいなもの)を付けているので、これを活用すれば一つに絞り込めます。
今回は、Match Index=2とすれば、
この通り。ちゃんと一つに絞り込めます。
まとめ
Blue Prismでは、スパイ(識別)した際に複数の要素が一致した場合、Match Indexという機能で一つに絞り込むことができます。
こういったスパイ(識別)時のノウハウは、ドキュメント「Browser Automation Guide」にまとまっています。
Browser Automation Guide (Japanese) (Log in | Blue Prism Portal)
日本語化もされているので、一読されると、とても捗りますよ。